【英語】相関接続詞の例文一覧 – 選択・対比・強調を自在に操る

相関接続詞（Correlative Conjunctions）は、英語の文章をより明確で論理的に繋げる際に非常に役立つ表現方法です。これらの接続詞は、常にペアで使用され、文法的に等しい要素を繋ぐことで、選択や対比、追加情報を強調する役割を持ちます。例えば、「either … or …」（～か～かどちらか）や「not only … but also …」（～だけでなく～もまた）などがその代表例です。本記事では、相関接続詞の基本的な用法と、それぞれの接続詞を使った実用的な例文を紹介し、学習者が英語表現をより効果的に使いこなせるようサポートします。

各相関接続詞の意味や用法を確認しながら、豊富な例文を通じて、その使い方をしっかりと身につけましょう！

※ 掲載されている情報の正確さにはできる限り留意していますが、誤り等がありましたらお知らせください。

相関接続詞とは？

相関接続詞（Correlative Conjunctions）は、ペアで使われ、文法的に等しい要素を結びつける特殊な接続詞です。これらの接続詞は、選択肢や対比、強調などを示す際に用いられ、英語の文章をより論理的かつ読みやすくする役割を果たします。

相関接続詞を使うときは、ペアの一方が文の前半に、もう一方が後半に配置されることが特徴です。これにより、文章全体においてバランスの取れた構造を作り出し、読み手に強い印象を与えることができます。

代表的な相関接続詞の例

1. either … or …（～か～かどちらか）
   • 例: You can either take the bus or walk to school.
     （バスに乗るか歩いて学校に行くか、どちらかを選べます。）
2. neither … nor …（～も～も～ない）
   • 例: Neither John nor Mary wanted to go to the party.
     （ジョンもメアリーもパーティーに行きたくありませんでした。）
3. not only … but also …（～だけでなく～もまた）
   • 例: She is not only smart but also hardworking.
     （彼女は賢いだけでなく、努力家でもあります。）

相関接続詞を使う際の注意点

相関接続詞を使うときは、以下のポイントを意識しましょう:

1. 文法的一貫性: 相関接続詞のペアが結びつける要素は、文法的に同じカテゴリー（語句、句、節など）でなければなりません。例えば、「either … or …」を使う場合、両方の要素が名詞、動詞、または句で一致していることが重要です。
2. バランスの取れた構造: 相関接続詞を使うことで、文章全体の構造が対称的でバランスの取れたものになります。これにより、読み手にとって理解しやすく、論理的な文章を作成することができます。
3. 適切な強調: 相関接続詞は、文中の特定の要素を強調する際に効果的です。「not only … but also …」などを使うことで、両方の要素が重要であることを伝えることができます。

相関接続詞（Correlative Conjunctions）

相関接続詞は、2つの単語や句をペアで使い、文のバランスを取る役割をします。

相関接続詞の例文一覧

1. either … or …（～か～かどちらか）

• You can either stay at home or go out for dinner tonight.
  （今夜は家にいるか外食に行くか、どちらかを選べます。）
• She will either call you or send you a message.
  （彼女はあなたに電話をするか、メッセージを送るかのどちらかです。）
• You can either finish your homework now or do it after dinner.
  （宿題を今終わらせるか、夕食後にやるかのどちらかです。）

2. neither … nor …（～も～も～ない）

• Neither the manager nor the assistant was available at the time.
  （その時、マネージャーもアシスタントも対応できませんでした。）
• He speaks neither Spanish nor French, only English.
  （彼はスペイン語もフランス語も話せず、英語だけ話せます。）
• Neither John nor Mary wanted to attend the meeting.
  （ジョンもメアリーも会議に出席したくありませんでした。）

3. both … and …（～も～も両方）

• She is both intelligent and hardworking.
  （彼女は知的であり、努力家でもあります。）
• Both the movie and the book were equally fascinating.
  （映画も本も同じくらい魅力的でした。）
• I like both coffee and tea in the morning.
  （朝はコーヒーも紅茶も好きです。）

4. not only … but also …（～だけでなく～もまた）

• He is not only a great teacher but also a talented musician.
  （彼は素晴らしい教師であるだけでなく、才能ある音楽家でもあります。）
• The trip was not only exciting but also educational.
  （その旅行は楽しいだけでなく、教育的でもありました。）
• She not only cooks well but also bakes delicious cakes.
  （彼女は料理が上手なだけでなく、美味しいケーキも焼きます。）

5. whether … or …（～であろうと～であろうと）

• I will support you whether you succeed or fail.
  （あなたが成功しようと失敗しようと、私は応援します。）
• Whether it rains or shines, the event will go on as planned.
  （雨が降ろうと晴れようと、イベントは予定通りに行われます。）
• She will marry him whether her parents approve or not.
  （彼女の両親が賛成しようとしまいと、彼女は彼と結婚します。）

6. such … that …（とても～なので～）

• It was such a beautiful day that we decided to go to the beach.
  （とても美しい日だったので、私たちは海に行くことにしました。）
• She was such a good singer that everyone applauded.
  （彼女はとても歌が上手だったので、みんなが拍手を送りました。）
• He made such a delicious meal that there were no leftovers.
  （彼はとても美味しい料理を作ったので、残り物がありませんでした。）

7. so … that …（とても～なので～）

• She was so tired that she fell asleep immediately.
  （彼女はとても疲れていたので、すぐに眠ってしまいました。）
• The movie was so boring that we left early.
  （その映画はとても退屈だったので、私たちは途中で帰りました。）
• He ran so fast that he broke the school record.
  （彼はとても速く走ったので、学校の記録を破りました。）

8. no sooner … than …（～するとすぐに～）

• No sooner had she arrived than she started complaining.
  （彼女は到着するや否や文句を言い始めました。）
• No sooner did I sit down than the phone rang.
  （私が座るや否や、電話が鳴りました。）
• No sooner had we finished dinner than it began to rain.
  （夕食を終えるとすぐに、雨が降り始めました。）

9. rather … than …（～よりむしろ～）

• I would rather stay home than go out tonight.
  （今夜は外出するよりむしろ家にいたいです。）
• He prefers tea rather than coffee.
  （彼はコーヒーよりむしろ紅茶を好みます。）
• She decided to read a book rather than watch TV.
  （彼女はテレビを見るよりも本を読むことにしました。）

10. hardly … when …（～するや否や～）

• Hardly had I finished my meal when the waiter took my plate away.
  （私が食事を終えるや否や、ウェイターは皿を下げました。）
• Hardly had she started speaking when she was interrupted.
  （彼女が話し始めるや否や、話を遮られました。）
• Hardly had they arrived when it began to snow.
  （彼らが到着するや否や、雪が降り始めました。）

11. scarcely … when …（～するや否や～）

• Scarcely had we entered the room when the lights went out.
  （私たちが部屋に入るや否や、明かりが消えました。）
• Scarcely had he put on his coat when he felt a sharp pain in his chest.
  （彼がコートを着るや否や、胸に鋭い痛みを感じました。）
• Scarcely had I stepped outside when it started raining.
  （私が外に出るや否や、雨が降り始めました。）

相関接続詞をマスターして英語力をアップ

相関接続詞は、英語の文章を効果的に繋げ、論理的なバランスを整えるために重要な役割を果たします。これらの接続詞を使いこなすことで、文章全体の意味をより明確にし、読みやすい構造を作り出すことができます。本記事では、各相関接続詞の種類と例文を紹介し、学習者がそれぞれの接続詞を正しく理解し、実際の文章で使えるようになることを目指しました。

相関接続詞を覚える際は、ペアでの使い方や、文中での配置を意識することが大切です。例えば、「either … or …」のように選択肢を提示したり、「not only … but also …」のように強調したりすることで、文章を豊かに表現できます。日常会話やライティングにおいて、これらの接続詞を自然に取り入れる練習を重ねることで、英語力がさらに向上するでしょう。