【英語】慣用句的な接続詞の例文一覧 – 英語の文章力を高める慣用句的接続詞

【英語】慣用句的な接続詞の例文一覧 英語
スポンサーリンク

英語の接続詞といえば、「and」「but」「because」などの基本的な単語を思い浮かべる方が多いかもしれません。しかし、より自然で流暢な英語を話したり書いたりするためには、慣用句的な接続詞(phrase-like conjunctions)も上手に使いこなすことが重要です。これらの接続詞は、文と文、あるいは語句と語句の間に意味の深みやニュアンスを加えることができ、文章全体をより論理的で読みやすいものにする役割を果たします。

例えば、「as well as(~だけでなく)」や「in addition to(~に加えて)」などの慣用句的接続詞を使うことで、単に情報を並べるだけではなく、文中の要素同士の関係性を強調したり、文脈に応じて追加情報をわかりやすく伝えることができます。また、「in spite of(~にもかかわらず)」や「regardless of(~に関係なく)」といった接続詞を用いると、対立する要素や無関係な条件を示す際に便利です。

本記事では、英語の文章をより自然で高度な表現にするために知っておきたい慣用句的接続詞の例文をリスト形式で紹介します。例文を通じて、これらの接続詞の使い方を実践的に理解し、日々の英語学習に役立ててください。

※ 掲載されている情報の正確さにはできる限り留意していますが、誤り等がありましたらお知らせください。

 

 

スポンサーリンク

慣用句的な接続詞(Phrase-like Conjunctions)

複数の単語で接続詞の役割を果たすフレーズ。

  • as well as(~だけでなく)
  • in addition to(~に加えて)
  • on condition that(~という条件で)
  • for the reason that(~という理由で)
  • so long as(~する限り)
  • in the event that(~の場合には)
  • provided that(~という条件で)
  • in spite of(~にもかかわらず)
  • regardless of(~に関係なく)
  • in the same way that(~と同じように)

 

慣用句的な接続詞の例文一覧

1. as well as(~だけでなく)

  1. She is an excellent pianist as well as a talented singer.
    (彼女は優れたピアニストであるだけでなく、才能ある歌手でもある。)
  2. John likes hiking as well as swimming.
    (ジョンは水泳だけでなくハイキングも好きだ。)
  3. The new policy benefits the employees as well as the company.
    (新しい方針は社員だけでなく会社にも利益をもたらす。)

2. in addition to(~に加えて)

  1. In addition to his job as a teacher, he also works as a freelance writer.
    (彼は教師としての仕事に加えて、フリーランスのライターとしても働いている。)
  2. In addition to the main course, the restaurant offers a variety of desserts.
    (メインコースに加えて、レストランでは様々なデザートを提供しています。)
  3. In addition to studying hard, you need to get enough sleep to succeed.
    (一生懸命勉強することに加えて、成功するためには十分な睡眠を取ることも必要です。)

3. on condition that(~という条件で)

  1. You can borrow my car on condition that you drive carefully.
    (慎重に運転するという条件で、私の車を貸してあげるよ。)
  2. He agreed to sign the contract on condition that his salary would be increased.
    (彼は給料が上がるという条件で契約書にサインすることに同意した。)
  3. The company will hire new employees on condition that they have relevant experience.
    (会社は関連する経験があるという条件で新しい従業員を採用する予定だ。)

4. for the reason that(~という理由で)

  1. She resigned from the job for the reason that she wanted to pursue her studies.
    (彼女は勉強を続けたいという理由で仕事を辞めた。)
  2. The project was delayed for the reason that several key members were on leave.
    (いくつかの主要メンバーが休暇中だったという理由でプロジェクトが遅れた。)
  3. I declined the invitation for the reason that I had a prior commitment.
    (以前からの約束があったという理由で、私は招待を断った。)

5. so long as(~する限り)

  1. You can stay here so long as you don’t make too much noise.
    (あまり騒がない限り、ここにいてもいいよ。)
  2. I don’t mind helping you so long as you ask politely.
    (丁寧にお願いする限り、手伝うのはかまわないよ。)
  3. The product will last so long as it is used correctly.
    (正しく使用する限り、その製品は長持ちします。)

6. in the event that(~の場合には)

  1. In the event that it rains, the picnic will be cancelled.
    (雨が降った場合には、ピクニックは中止されます。)
  2. In the event that you cannot attend the meeting, please inform us in advance.
    (会議に出席できない場合には、事前にお知らせください。)
  3. In the event that of an emergency, call this number.
    (緊急の場合には、この番号に電話してください。)

7. provided that(~という条件で)

  1. You can go out provided that you finish your homework first.
    (まず宿題を終わらせるという条件で、外出してもよい。)
  2. We will approve the proposal provided that you make a few changes.
    (いくつかの変更をするという条件で、その提案を承認します。)
  3. The offer is valid provided that payment is made within 30 days.
    (支払いが30日以内に行われるという条件で、そのオファーは有効です。)

8. in spite of(~にもかかわらず)

  1. In spite of the heavy rain, they continued the match.
    (大雨にもかかわらず、彼らは試合を続行した。)
  2. In spite of his age, he still plays tennis competitively.
    (年齢にもかかわらず、彼は今も競技レベルでテニスをしている。)
  3. In spite of being tired, she finished her work on time.
    (疲れていたにもかかわらず、彼女は仕事を時間通りに終えた。)

9. regardless of(~に関係なく)

  1. The event will be held regardless of the weather.
    (天候に関係なく、そのイベントは開催される予定です。)
  2. Everyone is welcome, regardless of age or nationality.
    (年齢や国籍に関係なく、誰でも歓迎します。)
  3. We will proceed with the project regardless of any obstacles.
    (いかなる障害があっても、そのプロジェクトを進めます。)

10. in the same way that(~と同じように)

  1. He approached the problem in the same way that a scientist conducts experiments.
    (彼は科学者が実験を行うのと同じように、その問題に取り組んだ。)
  2. We should treat others in the same way that we wish to be treated.
    (私たちは自分が扱われたいと思うのと同じように、他人を扱うべきです。)
  3. The author builds suspense in the same way that a composer builds tension in music.
    (その作家は作曲家が音楽で緊張感を作り出すのと同じように、サスペンスを作り上げている。)

 

英語表現を身につけるための慣用句的接続詞

英語の文章をより豊かで論理的にするために、慣用句的接続詞の種類と例文を紹介しました。慣用句的接続詞は、単なる語句の繋ぎではなく、文の流れを滑らかにし、意味やニュアンスを深める重要な役割を果たします。

  • 「as well as(~だけでなく)」や「in addition to(~に加えて)」 は、複数の要素を並べる際に用いることで、情報を整理しやすくする効果があります。
  • 「in spite of(~にもかかわらず)」や「regardless of(~に関係なく)」 などの接続詞は、逆説や対立を表す際に便利で、読み手に対して強調したいポイントを伝えやすくします。
  • 「on condition that(~という条件で)」や「provided that(~という条件で)」 のような表現は、条件を提示する場面で活用することで、文の論理的な繋がりを明確にし、説得力を持たせることができます。

これらの接続詞を使いこなすことで、英語の文章にリズムと一貫性が生まれ、読み手にとって理解しやすくなります。特にビジネスやアカデミックな場面では、論理的に構成された文が求められるため、これらの接続詞を積極的に使用して文章を構築するとよいでしょう。

英語の慣用句的接続詞は、語彙力と表現力を向上させるための重要なツールです。例文を参考にしながら、それぞれの接続詞の使い方をしっかりと身につけ、英語の文章作成や会話に取り入れてみてください。これにより、あなたの英語力はより自然で豊かなものになるでしょう。

コメント

タイトルとURLをコピーしました