怒(Anger / 怒りを表す英語表現)
「怒り」を表す英語には angry・mad のような基礎語から、furious・outraged のように強い感情を表す単語まで多様な段階があります。少しイライラしているときと、大きな怒りを抱えているときでは使う言葉が異なり、感情の強さを区別できることが大切です。友達とのやりとりや学校での出来事など、身近な場面でよく登場する感情だからこそ、段階的に表現を学んでいくと役立ちます。
【レベル1:一般的な単語】(小学生でもすぐ使える)
- angry(アングリー) – 怒っている
最も基本的な「怒っている」の表現。 - mad(マッド) – 怒っている、イライラしている
アメリカ英語でよく使われるカジュアルな言い方。 - upset(アップセット) – 動揺している、気分が悪い
怒りだけでなく「がっかり」「悲しい」ときにも使える。 - bad(バッド) – 気分が悪い、嫌な気持ち
「気分が悪い」というときにシンプルに使える。 - fight(ファイト) – けんかする
「友達とけんかした」という場面でよく登場。 - shout(シャウト) – 大声で叫ぶ
怒って大声を出すときに使う言葉。 - noisy(ノイジー) – うるさい
「うるさくてイライラする」と伝えるときに便利。 - mean(ミーン) – 意地悪な
「意地悪されて怒った」という気持ちを伝えるときに使う。 - bother(ボザー) – じゃまする、困らせる
「Don’t bother me!(じゃましないで!)」と怒ったときに使える。 - cry(クライ) – 泣く(怒って泣く場合も)
小学生の日常に近い表現として加えておく。
【レベル2:ちょっと難しい単語】(中学生向け・表現を広げる)
- annoyed(アノイド) – イライラしている
小さなことで少し怒っている状態。 - frustrated(フラストレイティッド) – もどかしくて怒っている
「うまくいかなくてイライラする」感情を表す。 - irritated(イリテイティッド) – 神経を逆なでされてイライラ
音や態度に対して「カチンとくる」気持ちを伝える。 - annoying(アノイング) – うるさい、イライラさせる
人や物事が「迷惑だ」と感じたときに使う。 - furious(フューリアス) – 激怒している
angry よりも強い、本気の怒りを表す言葉。 - resentful(リゼントフル) – 恨めしい、腹立たしい
「不公平だ」と思って怒っているときに使う。 - grumpy(グランピー) – 不機嫌な
朝起きたときや疲れたときの不機嫌さを表現。 - jealous(ジェラス) – 嫉妬して怒っている
「うらやましい+腹が立つ」という感情を表す。 - aggressive(アグレッシヴ) – 攻撃的な
怒って人に対して強い態度を取ることを表す。 - temper(テンパー) – 怒りっぽい性格、かんしゃく
「lose one’s temper(かっとなる)」という形でよく使う。 - rage(レイジ) – 激しい怒り
大爆発するような怒りの感情を表す。 - offended(オフェンディッド) – 気分を害した
誰かの言葉や態度に傷ついて怒るときに使う。 - hostile(ホスタイル) – 敵意をもって怒っている
相手を敵のように見て怒っている状態を示す。 - provoked(プロヴォークト) – 挑発されて怒った
「人にからかわれて怒った」という状況にぴったり。 - enraged(エンレイジド) – ひどく激怒している
furious よりさらに強い、コントロールできない怒りを表す。 - displeased(ディスプリーズド) – 不快に思って怒っている
フォーマルな「怒っている」の表現。 - indignant(インディグナント) – 不当な扱いに怒っている
「それは不公平だ!」という正義感からの怒り。 - vengeful(ヴェンジフル) – 復讐心を持って怒っている
相手に仕返ししたいと感じる怒りを表す。 - pissed off(ピスト・オフ) – ひどく腹が立つ(口語・スラング)
中高生以上で耳にすることがあるが、くだけた表現なので注意。 - outraged(アウトレイジド) – 激しい憤りを感じる
社会的な不正やルール違反に対して強く怒る気持ちを表す。
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