5. 縁起・おめでたさを表す言葉
お正月や書き初めには、「新年らしさ」や「縁起の良さ」を感じる言葉がよく使われます。
ここでは家族の健康・幸福・安全を願う言葉や、伝統的なお祝いの表現を集めました。
一年の始まりにふさわしい前向きな気持ちを、文字に込められます。
- 福(ふく) … しあわせや良いことが訪れること。
- 寿(ことぶき) … 長生きやお祝いをあらわす言葉。
- 笑顔(えがお) … 心が明るくなるやさしいほほえみ。
- 幸せ(しあわせ) … 心が満たされ、うれしい気持ちになること。
- 光明(こうみょう) … 希望の光。未来を明るく照らすこと。
- 平和(へいわ) … 争いがなく、心がおだやかであること。
- 吉日(きちじつ) … 何かを始めるのに良い日。しあわせの予感がある日。
- 笑福(しょうふく) … 笑顔としあわせがともにやってくること。
- 初春(しょしゅん) … 新しい年のはじめ。春を迎える言葉。
- 瑞雲(ずいうん) … よいことが起こる前ぶれとされる雲。
- 招福(しょうふく) … 幸せをまねくこと。縁起のよい言葉。
- 福笑い(ふくわらい) … 正月の遊び。笑うことで福を呼ぶ意味を持つ。
- 万福(まんぷく) … たくさんの幸せが満ちあふれること。
- 福来(ふくらい) … しあわせが訪れることを願う言葉。
- 豊年(ほうねん) … たくさんの実りがある年。自然の恵みへの感謝。
- 健やか(すこやか) … 心も体も健康であること。
- 飛翔(ひしょう) … 高くはばたくこと。未来への成長を意味する。
- 福寿(ふくじゅ) … しあわせと長生きを祝う言葉。
- 大吉(だいきち) … おみくじで最高の運勢。運が強いこと。
- 福運(ふくうん) … 良い運気にめぐまれること。
- 昇龍(しょうりゅう) … 龍が天にのぼるように運気が上がること。
- 初夢(はつゆめ) … 新年に見る夢。よい夢は幸運のしるし。
- 吉祥(きっしょう) … めでたいこと。幸せの前ぶれ。
- 天晴(あっぱれ) … すばらしいことをたたえる言葉。明るい未来を象徴。
6. 四字熟語・成長を意識する言葉
少し難しい漢字や意味にも挑戦できるようになった子どもに向けた内容です。
「努力」「成長」「友情」などをテーマにした四字熟語や、前進・変化を表す言葉を選びました。
意味を理解しながら書くことで、文字の学びと成長の実感を同時に得られます。
- 一生懸命(いっしょうけんめい) … 全力でがんばること。まじめに取り組む姿勢。
- 初志貫徹(しょしかんてつ) … 最初の気持ちを最後までやり通すこと。
- 有言実行(ゆうげんじっこう) … 言ったことをしっかり行動にうつすこと。
- 不言実行(ふげんじっこう) … 口に出さず、静かに努力して結果を出すこと。
- 日進月歩(にっしんげっぽ) … 日ごとに進歩し、どんどん成長していくこと。
- 真剣勝負(しんけんしょうぶ) … 本気で取り組む姿勢。全力を出して挑むこと。
- 一日一善(いちにちいちぜん) … 毎日ひとつ、良いことをするという心がけ。
- 七転八起(しちてんはっき) … 何度失敗しても立ち上がり、前へ進むこと。
- 温故知新(おんこちしん) … 昔のことを学び、新しい知恵を得ること。
- 心機一転(しんきいってん) … 気持ちを切りかえて新しくがんばること。
- 自主自立(じしゅじりつ) … 自分の力で考え、行動すること。
- 克己心(こっきしん) … 自分にまけずにがんばる強い心。
- 文武両道(ぶんぶりょうどう) … 勉強と運動のどちらもがんばること。
- 全力投球(ぜんりょくとうきゅう) … 力のかぎりを出して全力で取り組むこと。
- 一意専心(いちいせんしん) … ひとつのことに心をこめて集中すること。
- 明朗快活(めいろうかいかつ) … 明るく元気でさわやかなようす。
- 大器晩成(たいきばんせい) … ゆっくり成長して大きな力を発揮する人。
- 誠実努力(せいじつどりょく) … まじめにこつこつとがんばること。
- 向上心(こうじょうしん) … 今よりもっと成長したいと思う心。
- 一心不乱(いっしんふらん) … ひとつのことに集中して取り組むこと。
3〜4年生は、漢字の意味を理解し始め、自分の考えを表す力が育つ時期。
だからこそ「今年はどんな一年にしたいか」を言葉にすることで、思考力や表現力もぐんと伸びます。
ご家庭でも「なぜこの言葉を選んだの?」と話し合うことで、親子のコミュニケーションが深まり、家庭学習のサポートにもつながります。
新しい年、ぜひお気に入りの一語で心を込めて筆を運んでみてください。
FAQ よくある質問
Q1. 書き初めにふさわしい言葉とは?
書き初めにふさわしい言葉とは、新年の目標や願い、前向きな気持ちを表す言葉です。たとえば「努力」「希望」「夢」「感謝」など、子どもが意味を理解しやすく、心を込めて書ける言葉が人気です。書く文字に込めた思いが、その年の行動を支えるといわれています。
Q2. 小学生の書き初めには何文字くらいがちょうどいいですか?
小学校3〜4年生では、2〜4文字の言葉がちょうどよいバランスです。あまり長すぎると書きにくく、短すぎると見栄えがしないため、「友情」「笑顔」「一生懸命」などの二字・四字熟語が書きやすくおすすめです。

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