3. 四字熟語―意味を学び、美しい構図で書に表す
「一期一会」「温故知新」などの四字熟語は、日本のことわざや教訓が込められた表現で、書道にもよく用いられます。一つひとつの漢字に深い意味があり、心を込めて書くことで表現力や集中力も養えます。漢字練習にも最適で、意味を調べる活動と組み合わせることで国語の学びにも広がります。
- 温故知新(おんこちしん)
昔のことを学んで、新しいことを知る。 - 百花繚乱(ひゃっかりょうらん)
花がたくさん咲いて、才能が集まるようす。 - 七転八起(しちてんはっき)
何度転んでも立ち上がる強い心。 - 以心伝心(いしんでんしん)
言葉にしなくても気持ちが通じること。 - 真実一路(しんじついちろ)
正しいことをまっすぐ貫く生き方。 - 心機一転(しんきいってん)
気持ちを新しくしてやり直すこと。 - 勇気凛凛(ゆうきりんりん)
勇気にあふれているようす。 - 切磋琢磨(せっさたくま)
友だちと励まし合いながら上を目指すこと。 - 無我夢中(むがむちゅう)
何かに夢中になって一心に取り組む。 - 自由自在(じゆうじざい)
思いのままにのびのびと動けること。 - 笑顔満開(えがおまんかい)
満開の花のように明るい笑顔があふれる様子。 - 友情永遠(ゆうじょうえいえん)
友だちとの絆はいつまでも続く。 - 天真爛漫(てんしんらんまん)
子どものように素直で明るい性格。 - 知行合一(ちこうごういつ)
知っていることを行動でも実現すること。 - 明鏡止水(めいきょうしすい)
心が静かで落ち着いている様子。 - 学問精進(がくもんしょうじん)
一生懸命に学ぶことに集中する姿勢。 - 百戦錬磨(ひゃくせんれんま)
たくさんの経験を積んで強くなること。 - 一石二鳥(いっせきにちょう)
一つの行動で二つの良いことがあること。 - 誠心誠意(せいしんせいい)
まごころをこめて一生けんめいな様子。 - 感謝感激(かんしゃかんげき)
ありがたさで心がいっぱいになること。 - 一刀両断(いっとうりょうだん)
ためらわずに物事をすぱっと決める力強さ。決断力を大切にしたい人にぴったり。 - 一念発起(いちねんほっき)
「よし、やるぞ!」と強く心に決めて、行動を始める意志のあらわれ。 - 一日一善(いちにちいちぜん)
毎日ひとつ良いことをすることで、周りも自分も気持ちよく過ごせる考え方。 - 一日一生(いちにちいっしょう)
「今日という日を大切に生きよう」という心がまえ。毎日を全力で生きる姿勢。 - 一期一会(いちごいちえ)
出会いは一度きりかもしれないという思いで、人や時間を大切にする心。 - 一生懸命(いっしょうけんめい)
全力でがんばること。何事にも本気で取り組む姿勢が伝わる熟語。 - 一致団結(いっちだんけつ)
みんなが同じ気持ちで力を合わせること。団体行動やチーム活動にもぴったり。 - 元気溌剌(げんきはつらつ)
エネルギーにあふれて、はつらつとした明るさがある様子。 - 全力投球(ぜんりょくとうきゅう)
持っている力をすべて出し切って、物事にぶつかる姿勢。 - 大器晩成(たいきばんせい)
時間がかかっても、のちに大きく成長する人になるという意味。 - 安心立命(あんしんりつめい)
どんなときも心を落ち着けて、今を受け入れて生きる姿勢。 - 完全無欠(かんぜんむけつ)
かけているところがない完ぺきな状態。高みを目指す気持ちに。 - 日進月歩(にっしんげっぽ)
毎日少しずつ成長し続けること。努力の積み重ねを大事にする言葉。 - 有言実行(ゆうげんじっこう)
言ったことをちゃんとやること。責任感と誠実さを感じさせる熟語。 - 真剣勝負(しんけんしょうぶ)
本気で勝負にのぞむこと。遊びではなく、真心をこめて取り組む姿勢。 - 自主独立(じしゅどくりつ)
他人にたよらず、自分の考えで行動できる力。自立を目指す人におすすめ。
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