冬休みの作文、何を書けばいいか迷っていませんか?
「楽しかったことを書こう」と言われても、いざ書こうとすると
・どの出来事を選べばいい?
・どうやって文章を始めればいい?
・そもそも思い出があまりない…
こんなふうに手が止まってしまうことはよくあります。
さらに、小学生と中学生では「求められる内容」や「文字数」「考え方」がまったく違います。
同じ“作文”でも、学年によって書きやすいテーマや伝え方が変わるんです。
そこでこのページでは、小学生(低学年・中学年・高学年)から中学生まで、学年別に“書きやすくて評価されやすい”冬休みの作文テーマをご紹介します。
「体験」「行事」「気づき」「将来」「意見」など、定番から少しユニークなネタまで幅広く掲載。
「書くのが苦手…」「ネタが浮かばない…」という人でも大丈夫。
あなたにぴったりのテーマが見つかり、スラスラ書けるようになるかも。
それでは、まずは“作文テーマの選び方”から見ていきましょう。
冬休みの作文テーマの選び方【共通の基本ルール】
冬休みの作文は、テーマ選びでほとんど決まると言ってもいいほど大切です。
まずは、どの学年にも共通する「選びやすくて、書きやすいテーマの見つけ方」を紹介します。
① テーマは「体験・行事・気づき・考え」の4タイプから選ぶとスムーズ
作文のテーマは、次の4つのどれかに分類されます。
タイプ | 例 |
---|---|
体験 | スキーに行った、料理を作った、初めて○○した |
行事 | お正月、初詣、年越し、クリスマス |
気づき | 家族の大切さ、努力の大事さ、冬の自然 |
考え | 将来の夢、社会への思い、今年の目標 |
→ まずは「どのタイプが書きやすそうか?」を考えるだけでテーマが浮かびやすくなります。
② 先生が評価するポイントを意識すると点数UP!
先生は「長さ」や「漢字」だけでなく、以下のような点を見ています。
- 具体的に書かれているか(いつ・どこで・誰と・何を)
- 自分の気持ちや考えが入っているか
- きちんと構成されているか(はじめ→なか→おわり)
=「事実+気持ち」をセットで書くと評価されやすい!
③ NGなのは「抽象的」「短すぎる」「ただの日記」
避けたほうがいいテーマ・書き方も知っておくと安心です。
❌「冬休みは楽しかったです。以上。」
→ 理由や具体的な出来事がないと伝わらない
❌「いろいろなことがありました。」
→ 何を伝えたいのか不明
❌「○○へ行きました。○○しました。○○しました。」
→ ただの出来事の列挙で、気持ちや考えがない
✅「楽しかった理由」や「その中で特に印象に残ったこと」を深掘りすると◎
④ 「思い出がない…」ときのテーマの探し方
冬休みが特別でなくても大丈夫!
こんな視点から探すとテーマが見つかりやすくなります。
- 日常の中で「初めてしたこと」
- 「がんばったこと」「失敗したこと」
- 「いつもと違ったこと」
- 「ふと感じたこと・気づいたこと」
👉 “すごい出来事”より、“自分の気持ちが動いた瞬間”のほうが作文向き!
⑤ 「一番伝えたいこと」を決めてから書き始めると迷わない
テーマを決めたら、
「この作文で何を伝えたいのか?」を1つだけ決めましょう。
🎯 例:「家族と過ごす時間が大事だと思った」
🎯 例:「苦手なことも挑戦すればできるとわかった」
👉 伝えたいことが決まると、書く内容や流れが自然と決まります。
学年別に選ぶのが一番の近道【リンク付き早見表】
冬休みの作文は、「学年に合ったテーマ」を選ぶことが一番の近道です。
なぜなら、学年ごとに「書ける文字数」「考え方」「求められる深さ」が大きく違うからです。
まずは、学年ごとの特徴と得意なテーマのタイプを簡単に確認しましょう。
小学生 低学年(1・2年生)|短く・やさしく・体験中心
- 「楽しかったこと」「びっくりしたこと」など、気持ちが動いた体験を書きやすい
- 「いつ・どこで・何をしたか」を書くだけでもOK
小学生 中学年(3・4年生)|体験+理由や説明
- 「なぜ」「どうして」を書けるようになる
- 体験だけでなく、自分の考えや気づきも入れると◎
小学生 高学年(5・6年生)|考えや意見を深められる
- 気づきや意見をしっかり表現できる学年
- 「学んだこと」「成長したこと」「将来のこと」など、一歩深いテーマもOK
中学生|自己表現・社会・将来・意見文もOK
- 「自分の考え」「社会の問題」「将来の夢」など、考察型のテーマが増える
- 字数も600〜1200字程度と長くなるため、構成力も大事
学年が上がるほど「深さ」と「考え」が求められる
学年 | テーマの深さ |
---|---|
低学年 | できごと+気持ち |
中学年 | 体験+理由・説明 |
高学年 | 気づき+考え・意見 |
中学生 | 意見・成長・社会・将来 |
👉 だからこそ、「自分の学年に合ったテーマ」を選べば、自然と書きやすくなります。
冬休みの人気&定番テーマ TOP10(全学年で使いやすい)
「とりあえず何を書けばいいかわからない…」というときは、まずこの定番テーマから考えるのがおすすめです。
どの学年でも使いやすく、少し工夫するだけで“自分らしい作文”になります。
1. 冬休みに一番楽しかったこと
→ 旅行・遊び・家族との時間など、自由度が高く書きやすい定番。
2. 冬休みの思い出ベスト3
→ 複数の出来事を書けるので、内容が広がりやすい。
3. お正月にしたこと/感じたこと
→ 初詣・お年玉・年越しなど、季節行事を絡めやすい。
4. クリスマスの出来事
→ プレゼント・食事・家族や友達との時間など、感情が書きやすい。
5. 冬休みにがんばったこと(勉強・スポーツ・習い事)
→ 成長や努力を書くと評価されやすいテーマ。
6. 初めて挑戦したこと
→ 「初めて」は作文に最適!失敗してもOK、むしろ内容が深くなる。
7. 家族や友達との印象に残ったできごと
→ 人との関わりを書くと感情が出やすく、読み応えが出る。
8. 冬休み中に驚いたこと・びっくりしたこと
→ 意外性があるテーマは読み手を惹きつけやすい。
9. 冬の自然や季節を感じた瞬間
→ 雪・寒さ・冬の景色など、情景描写の練習にもなる。
10. 冬休みに考えたこと・来年の目標
→ 高学年・中学生で特に使いやすく、考察型の作文に発展できる。
学年別テーマダイジェスト
ここからは、各学年に合わせた「書きやすいテーマ」を少しずつ紹介します。
「もっと知りたい!」という人は、それぞれの学年専用ページでたくさんのテーマをチェックできます。
小学生 低学年(1・2年生)向け|短く・やさしく・体験中心
低学年は「できごと+気持ち」を素直に書けるテーマが◎
- はじめて○○した日
- 家族と行った場所で楽しかったこと
- お正月でびっくりしたこと
- うれしかったプレゼント
- がんばってできるようになったこと
👉 もっと見る
小学生 中学年(3・4年生)向け|体験+理由や説明を入れよう
「なぜ」「どうして」を書けるようになる学年!
- 冬休みにチャレンジしたことと、その理由
- 楽しかった出来事ベスト3
- 友だちとの思い出で学んだこと
- 家族の手伝いで感じたこと
- うまくいかなかったことと工夫したこと
小学生 高学年(5・6年生)向け|考えや意見も表現できる
「どう感じたか」「どう考えたか」を深めると◎
- 家族との時間を通して気づいたこと
- 自分が成長したと思った瞬間
- 将来の夢について考えたこと
- ニュースや社会で気になったこと
- 努力して達成したこと
中学生向け|自己表現・社会・将来・意見文もOK
中学生は「意見」や「考察」を入れることで一気にレベルUP!
- 冬休みに取り組んだ勉強と成果
- 家族や友人との関わりから学んだこと
- 社会問題について考えたこと
- 自分の長所・短所と向き合った話
- 将来の目標や進路についての考え
冬休みの作文の書き方・構成のコツ
テーマが決まっても、「どう書き始めればいい?」「どうまとめるの?」と悩む人は多いです。
ここでは、どの学年でも使える“書き方の基本”をわかりやすく紹介します。
① 作文は「はじめ → なか → おわり」の3つで考えると簡単!
作文は、難しく考えずに 3つのブロックに分ければOK です。
- はじめ(導入)
→ いつ・どこで・何をしたかを伝える - なか(体験・考え)
→ 具体的な出来事+自分の気持ち・理由 - おわり(まとめ)
→ 感想・気づき・これからどうしたいか
この流れを意識するだけで、文章がぐっと読みやすくなります。
② 書き出しで「場面」か「気持ち」を伝えるとスムーズ
作文の最初の1文はとても大切。
次のどちらかで始めると、自然に書き始められます。
✅ 【場面から書く】
「冬休みの初日に、家族で温泉に行きました。」
✅ 【気持ちから書く】
「今年の冬休みは、いつもより特別な気持ちになりました。」
👉 “状況” か “気持ち” を最初に伝えると、読み手も内容をイメージしやすくなります。
③ 「具体的な出来事」を1つにしぼると書きやすい
ありがちな失敗は「いろんな出来事を全部書こうとすること」。
それよりも、
✅ 一番印象に残ったことを1つ選び
✅ その出来事を“くわしく”書く
ほうが、文章に深みが出て、字数も自然に増えます。
④ 「気持ち・理由・気づき」を入れると評価が上がる!
ただ「○○しました」だけだと“日記”になってしまいます。
作文にするためには、感情や理由をセットで書くのがポイント!
✅ 〜して「うれしかった」
✅ なぜなら〜だからです
✅ そのとき、○○に気づきました
✅ これからは○○したいと思います
👉 「事実 + 気持ち + 理由 + 今後」 がそろうと、先生が「よく書けている!」と感じます。
⑤ おわりの文に「学び」「変化」「目標」を入れると締まる!
作文の最後がぼんやりしていると、全体の印象も弱くなってしまいます。
次のような締め方がおすすめです。
✅ この経験で〜の大切さを学びました。
✅ これからは〜していきたいです。
✅ 冬休みは、とても成長できた時間でした。
👉 「学んだこと」や「今後の目標」があると、作文がグッと完成度UP!
ありがちな失敗と改善アイデア
冬休みの作文でよくある「もったいないパターン」を知っておくと、グッと書きやすくなります。
ここでは NG例とOK例をセットで紹介するので、「どう直せばいいか」がすぐにわかります。
① ただの日記で終わってしまう
❌ NG例
「冬休みにスキーに行きました。たのしかったです。」
👉 何を?どこで?どう楽しかった?が伝わらない!
✅ OK例
「冬休みに家族で長野のスキー場へ行きました。最初はこわかったけれど、何回も練習して少しずつ立てるようになり、とても達成感がありました。」
✅「どこで」「どう感じた」「どう変化した」などを入れるだけで作文になる!
② 出来事を並べるだけで終わる
❌ NG例
「お正月におせちを食べました。初詣に行きました。お年玉をもらいました。」
👉 「で?」「どう思った?」がないと読み手に伝わらない!
✅ OK例
「初詣で家族と一緒に並びながら、今年は漢字をもっと覚えたいとお願いしました。去年よりも成長した自分になりたいと思いました。」
✅「気持ち」「考え」「目標」を入れるだけで深みが出る!
③ 感想が「あまりに短い・浅い」
❌ NG例
「うれしかったです。たのしかったです。」
👉 これだけだと先生は「なぜ?」「どこが?」と感じる
✅ OK例
「転んでばかりでくじけそうになったけれど、父にコツを教えてもらって少しずつ滑れるようになりました。できた瞬間、とても嬉しくて、自分でも成長できるんだと感じました。」
✅ 感情+理由+気づきをセットに!
④ 同じ表現ばかり使ってしまう
❌ NG例
「すごく楽しかったです。すごくうれしかったです。すごく面白かったです。」
👉 「すごく」ばかりで単調になりがち
✅ OK例(言いかえ)
- とても/本当に/思った以上に
- 心がワクワクした
- 忘れられないくらい嬉しかった
- 笑いが止まらなかった
✅「気持ちを具体的に描写」することで文章が豊かに!
⑤ まとめが急に終わってしまう
❌ NG例
「とても楽しかったです。終わり。」
👉 せっかくの作文がもったいない!
✅ OK例
「この経験を通して、あきらめずに挑戦すればできることが増えるとわかりました。これからも新しいことにどんどん挑戦していきたいです。」
✅ 「学び」「これからどうするか」を入れると、きれいに締まる!
まとめ|学年に合ったテーマを選べば作文はもっと楽になる!
冬休みの作文は、「特別な出来事がないと書けない…」と思いがちですが、
大切なのは“何を書いたか”より、“どう感じたか”です。
そして、自分の学年に合ったテーマを選ぶことが、いちばんの近道です。
✅ 低学年は「できごと+気持ち」
✅ 中学年は「体験+理由」
✅ 高学年は「気づき+考え」
✅ 中学生は「意見・将来・社会」
👉 学年に合わせてテーマを選べば、自然とスラスラ書けるようになります!
この記事では、
- テーマの選び方
- 人気&定番テーマ
- 学年別のダイジェスト
- 書き方のコツ
- よくある失敗と改善法
まで紹介しました。
「あ、これなら書けそう!」と思えるテーマが見つかったら、
各学年の専用ページで、さらにたくさんのテーマをチェックしてみてください。
FAQ よくある質問
冬休みの作文は何文字くらい書けばいいですか?
学校によって異なりますが、小学生は200〜600字程度、中学生は600〜1200字程度が一般的です。指定がある場合は必ず従いましょう。文字数が足りないときは「気持ち」や「理由」「学んだこと」を詳しく書くと自然に増えます。
思い出が少ないときはどうすればいいですか?
「大きな出来事」がなくても大丈夫です。「初めて気づいたこと」「がんばったこと」「家での過ごし方」「普段と違ったこと」など、日常の中の小さな変化をテーマにすると書きやすくなります。
作文を面白くするにはどうすればいいですか?
出来事を並べるだけでなく、「そのときどう感じたか」「どう変化したか」を入れると読み手が引き込まれます。また、会話の一文を入れたり、場面を想像できるように描写すると文章に臨場感が出ます。
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